

ポッポさんの簡単プロファイル

東京都在住(勤務地=港区)
年齢=35+α(独身)
職業=営業企画(某・花の会社)
趣味=バンド、アート、読書

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◆Vol.1:「見せてあげたい!」
◆Vol.2:「はなことば」
◆Vol.3:「Music Life」
◆Vol.4:「Leaves Are Green」
◆Vol.5:「セミの恐怖」
◆Vol.6:「となりのあんみつ姫」

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Vol.7 21, September

「夏のオマージュ」
すっかり秋になってしまった。
夏が好きな私は、いつもこの時期悲しくてしかたがない。
考えてみれば、海に行ったりすいかを食べたりという夏は実際のところ、期間にしてひと月ない。
仕事の期間を考えると、週末に海に行くなんていうのは3週間もとれない。
仕事で週末にイベントが重なり、梅雨明けも伸びた今年は、よりによって暑く晴れた土日は2回しかなかった気がする。
まあでも冷静に夏のプランを考えればそんなことすぐ判るのに、夏の入り口にはいつも「ああぁ・・夏が来る・・」とまんじりしているうちに土用を過ぎ、海にはくらげが
出てしまう。友人が皆所帯を持ってしまった今は、ひとりでサンオイルとラジオを持って江ノ島行きの電車に飛び乗るのが私の「夏」だ。

思いを馳せてみると、夏は人生に似ていると思う。
ニーチェが言っていた。短くもこんなにも暑く眩しく過ぎた我が夏。
強い光は日光写真のように、ひとの記憶にもコントラストの強い像を残すのかも知れない。
夏はいつでも今ではなく、追憶の中に鮮明に存在するのだ。

というとカッコイイのだが、実際の夏は見苦しい。
寝てる間に体中を蚊にさされ、足といい腕といいかき潰した痕だらけ。
観る気もなく24時間テレビをだらだらと見続け、ちょっとエッチなシーンに出会うと元を取った気になる。
暑いのにイキオイでビールを飲みにいきしこたま飲んで、蒸れて帰って熱帯夜で布団は汗だらけ。いつでもすぐ汗でベタベタ。予想もしないドカタ焼け。
海に行ったら焼きすぎて熱くて寝られず、熱が引いたら今度はかゆくてたまらない。
どこから這入ったか部屋の中は砂だらけ。外はセミだらけ。

そんな事はすべて忘れて、振り返る夏はいつでも青い青い空と海、眩しい太陽と開放感に彩られているのだ。あんなに過ごしにくい日々が、何故だろう?
そんなことを青春時代と歌った人たちもいたっけ。

きっと夏を上手に過ごせる人は、人生も楽しく過ごせるんだろうなぁ・・・
と思いつつ、秋の旅行プランを密かに練る私であった。


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