

ポッポさんの簡単プロファイル

東京都在住(勤務地=港区)
年齢=35+α(独身)
職業=営業企画(某・花の会社)
趣味=バンド、アート、読書

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◆Vol.10:「方向感覚」
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Vol.13 06, March

「詩を読もう」
本を読むのが好きだという話をいつかしましたが、
ここのところミステリやノンフィクションものばかり読んでおりました。
電車の中でも集中できますからね。
文章のきれいな人は読んでいても気持ちがいいのですが、
そんなことをぼーっと思ってて、「詩」を読みたいなと思い立ちました。

で、室生犀星の詩集を買って読んだんですが、
ほんとにこの人の文章はスバラシイ!!

皆さんは「ふるさとは遠きにありて思うもの…」でご存知かと。
その一遍にも表れている通り、悲しいことや厳しい事を綴っているものさえ、
優しくて繊細なのです。
読んでることそのものが気持ちいい感じ。
いつぞや現代国語の先生が、「日本一文章が上手いのは志賀直哉」と言ってましたが、
私の中では犀星がダントツです。

なんたってはるか昔の大学入試の頃、長島ミッション系の池袋の大学を受験した「現代国語」の試験時に、あまりの問題の難しさと例題の詩の美しさに、回答を途中で投げ出して詩の暗記をはじめてしまったことが。

三月、という小題です。心して吟味して下さい。

薄ければ青くぎんいろに
桜も紅くさくなみに
三月こな雪ふりしきる

雪かきよせて手にとれば
手に取るひまに消えにけり
何を哀しと言ひうるものぞ

君が朱なるてぶくろに
雪もうすらにとけゆけり |
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ほらね! うあー砂糖菓子みたい! なんつーんすかねこの情感!(←ウルサイ?)
それにしてもこういう詩を読むと、「言葉」ってものがタダの文字じゃないってことがよくわかりますよね。ことばというのは、こころをすくい取って手渡す手書きの手紙のようなものです。
僕らは普段の生活で言葉を完全に記号として使い慣れてますが、
一字一句にこころを重ねて言葉に身を託す、そんな時間があると、言葉の表す
すべてのものが潤ってくるようでまたステキです。

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